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安さで選んで階下に謝罪しますか?ドラム式設置の「水漏れリスク」をゼロにする業者選定完全ガイド

引越し業者から「ドラム式洗濯機の設置は別料金で、しかも保証対象外です」と言われ、慌ててスマホで検索していませんか?

佐藤さん(32歳)

「自分でやるのは水漏れが怖いし、かといってネットで見つけた格安業者に頼んで、当日高額な追加料金を請求されたらどうしよう……。ドラム式だし、真下排水だから難易度も高そうだし……」

そんな不安を抱えるのは、あなたが慎重で、リスク管理能力が高い証拠です。実は、洗濯機の設置トラブル、特にドラム式における水漏れや故障のリスクは、正しい「業者の選び方」と「事前の伝え方」だけで9割回避できます。

本記事では、ドラム式特有の設置リスクを徹底解説し、当日追加料金を1円も出さないための「確定見積もり」の取り方を伝授します。安さだけで選んで、階下への損害賠償に震える日々を送るか、プロの保証で安心して新生活を始めるか。その分かれ道がここにあります。

この記事を書いた人:水谷 誠
水谷 誠
家電設置コンサルタント
大手家電量販店・水道工事会社での現場責任者を経て独立

「ドラム式だから追加で1万円です」。当日、玄関先でそう言われて断れる人は多くありません。私は現場責任者として、多くの「事前の説明不足によるトラブル」を見てきました。技術的根拠に基づき、あなたが『カモ』にされるのを防ぎ、安全な住環境を守るための盾として執筆します。

目次

なぜドラム式は「保証外」なのか?知っておくべき3つの致命的リスク

多くの引越し業者がドラム式洗濯機の設置を敬遠し、保証対象外とするのには明確な理由があります。それは、縦型洗濯機とは比較にならないほど「設置の精密さ」が求められるからです。ここでは、素人や未熟な業者が陥りやすい3つのリスクを解説します。

1. 輸送用ボルトの取り外し忘れによる「内部破壊」

ドラム式洗濯機の背面にある「輸送用ボルト」の位置と、それを外さないまま運転した際の「振動・故障」のイメージを対比させた図解

ドラム式洗濯機と輸送用ボルトは、移動時において切っても切れない関係にあります。ドラムを固定するこのボルトは、運搬には必須ですが、設置時に外さないまま電源を入れると、激しい振動で洗濯機本体が自壊します。「プロなら忘れるはずがない」と思うかもしれませんが、不慣れな格安業者や引越し作業員によるこのミスは、今なお絶えません。

2. 「水平出し」の甘さが招く、深夜の爆音と水漏れ

ドラム式は縦型よりも重心が偏りやすいため、ミリ単位の「水平出し」が不可欠です。水平器を使わずに「見た目」で設置する業者に当たると、脱水時の異常振動により排水ホースが外れ、一晩で階下まで浸水する大事故に繋がります。

3. 真下排水の「トラップ接続」ミス

マンションに多い「真下排水」の場合、洗濯機の下に手が届かないため、設置には「かさ上げ台」の併用が推奨されます。この隙間の確保とホースの接続が不適切だと、排水圧に耐えきれずホースが跳ね、浸水被害を引き起こします。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: ドラム式の設置は「運搬」ではなく「精密機械の据付工事」だと考えてください。

なぜなら、Panasonic等のメーカー据付説明書でも、輸送用ボルトの扱いや水平確認は最重要項目として指定されているからです。これらを軽視する格安業者に依頼することは、数万円の修理代と階下への謝罪リスクを背負うことと同義です。

「当日追加料金」を封じる!スマホ写真1枚でできる事前確定見積もり術

「現場を見てみないと正確な料金は出せません」という業者の言葉を鵜呑みにしてはいけません。これは、当日玄関先で「部品が足りない」「特殊な環境だ」と言って追加料金を上乗せするための常套句です。IT企業にお勤めの佐藤さんのような慎重派の方にこそ実践してほしいのが、「写真ベースの事前確定見積もり」です。

撮影すべき3つのポイント

以下の3箇所をスマホで撮影し、問い合わせ時に送付するだけで、当日「エルボがない」「かさ上げが必要」といった理由での追加課金を防げます。

【洗濯機 撮影アングル図解】
1. 蛇口の形状(高さと種類がわかるように)
2. 防水パンと排水口の位置(真下排水か横排水か判別可能に)
3. 設置場所全体の引きの絵(搬入経路とスペースの確認用)

【撮影アングル図解】
1. 蛇口の形状(高さと種類がわかるように)
2. 防水パンと排水口の位置(真下排水か横排水か判別可能に)
3. 設置場所全体の引きの絵(搬入経路とスペースの確認用)

業者へのコピペ用問い合わせテンプレート

以下の内容をコピーして、業者のLINEやメールフォームに送ってください。これに明確に回答できない業者は、その時点で候補から外すべきです。

【洗濯機設置 見積もり依頼】


■機種:ドラム式(型番:〇〇)
■設置環境:写真を添付します。真下排水のため、かさ上げ台の要否を判断ください。
■確認事項:
1. 輸送用ボルトの取り外しと水平器による水平出しは料金に含まれますか?
2. 写真の環境で、当日追加料金が発生する可能性はありますか?ある場合はその条件を明示してください。
3. 万が一の設置不良による漏水時、PL保険(生産物賠償責任保険)での補償は可能ですか?

依頼先別:メリット・デメリット比較表

依頼先料金相場信頼性・保証特徴
家電量販店3,000円〜△(下請け次第)購入時なら安いが、設置のみの依頼は断られることが多い。
水道局指定工事店8,000円〜◎(非常に高い)★おすすめ。技術基準が高く、PL保険加入が一般的。
便利屋・格安業者5,000円〜×(保証なし多し)一見安く見えるが、当日追加料金や施工不良のリスクが高い。

特に、自治体から認められた「水道局指定工事店」であることは、一定の技術力と誠実な対応を担保する強力な指標となります。PL保険(生産物賠償責任保険)への加入有無とセットで確認することで、佐藤さんが恐れている「水漏れ時の自己負担」という最悪のシナリオを回避できます。

よくある質問(FAQ)

ドラム式洗濯機の設置料金が縦型より高いのはなぜですか?

ドラム式は本体重量が80kg前後と重く、2名体制での作業が必要になるケースが多いこと、また「輸送用ボルトの管理」や「シビアな水平出し」など、縦型にはない高度な技術と工数がかかるためです。1万円を切る場合は、1名作業による無理な設置や、保証の欠如を疑うべきです。

「かさ上げ台」は絶対に必要ですか?

真下排水の場合、洗濯機の下に排水ホースを通すスペースを作る必要があるため、ほぼ必須です。また、ドラム式は振動が激しいため、防振ゴム付きのかさ上げ台を使用することで、騒音トラブルや排水ホースの摩耗による水漏れを防ぐことができます。

輸送用ボルトを紛失してしまったのですが、設置できますか?

設置自体は可能ですが、次回の引越しや移動時にボルトがないと、運搬中にドラムが暴れて故障する原因になります。設置業者に相談すれば、メーカーから取り寄せたり、汎用品で対応してくれる場合もありますが、基本的にはご自身でメーカー公式サイトから購入しておくことを推奨します。

参考文献・出典

Panasonic 据付説明書(ドラム式洗濯機) – パナソニック株式会社
指定給水装置工事事業者制度について – 東京都水道局
水回り修理、高額請求に注意 – 国民生活センター
洗濯機設置の料金相場ガイド – くらしのマーケット

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